基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
4337:
tk
[2017-03-10 10:32:26]
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●tk式住宅空調システム(Ⅳ地域、40坪)
【第3種換気住宅の冷房】
現在普及している床下エアコンは暖房しか考えていない。
普及に大きく貢献しているQ1住宅が、寒冷地向けに開発されたからだろう。
Ⅳ地域では、夏の暑さが厳しいが、これまで床下エアコンを冷房に活かす仕組みがなかった。
tk宅は、試行錯誤の結果この問題を解決し、5年間の稼働実績がある。
床下エアコンで除湿低温空気を作り、1階空気と混合して減湿・冷却を行なう方法だ。
1台のエアコン内で再熱除湿を行なう代わりに、床下エアコンの冷房運転で強力に除湿・冷却し、
1階空気で再加熱することにより実現した。
・床面に100m3/h程度のプロペラパイプファンを1台設置し、1階空気を床下に送り込む
・送り込まれた床下空気を、冷房により除湿・冷却し、
床通気口から上った冷気は1階空気と混合して再加熱され、同時に1階空気を減湿する
・2階空気中の水蒸気は、拡散により湿度の低い1階に移動するから、2階も湿度が下がるが、
2階に外気が入るから、効果は限定的だ
・床下エアコンが冷房の主力になり、1階と2階のエアコンは補助になる
下記はよく知られている。
・室温が高くても湿度が低ければ過ごしやすい、
・屋外との出入りで温度差が多いと人体のストレスになり疲労する
そのためには、夏の室外/室内温度差は5°C以内がよい
しかし、これまで戸建住宅で強力に除湿する手段がなかった。
tk宅では、盛夏期には29°Cで暮している。
湿度が低いから高めの室温で過ごせる。
ただし、気温が35°Cを超える猛暑日には、1階エアコンでも冷房し、
それでも不足するときは扇風機の微風運転でしのいでいる。
この方法は1階吸気・床下送風方式の寒冷地向き床下エアコンでは実行できない。
床下エアコンで1階を直接冷房することになるから、
室温は下がるが湿度が高くなって不快になる。
床暖熱の住宅で1階エアコンを使うときも同様だ。