注文住宅の施主が住宅について発信することの意味

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新たに発足したこの『コダテル』の目的は、『住宅購入経験者の情報を参考にして、住宅購入検討者が納得のいく住宅購入を実現する仕組みを作ること』とされています。
実際に住宅を建てる側である実務者としては、「素人が何を知っているというのだ?」という風に捉えているケースもあるでしょう。
私も建築学科で建築を学んだ身としては、家を建てたことがあるというだけで建築技術という観点では素人である一施主に建築の何が語れるのか?という実務者の抱く疑問は至極尤もだと思っています。

では、実際に家を建てた施主が発信する情報にどんな価値があるのか?

以前、私は自分個人のブログでも触れたことがあるのですか、施主側の情報発信には実務者が発信できない貴重な情報が一つあります。
それは、実際に建った家に住んでみての体験に基づく感想です。

世の中には、家電にしても自動車にしてもレビューサイトの様なモノが溢れています。
実際にその製品を使ってみての実体験をベースとした感想です。そこには忖度なく生の声が溢れています。

注文住宅は施主一人一人で違う家が出来上がるわけで、どんなに綿密に設計されていても実際に住む人によって住まい方も生活スタイルも違います。
実務者が意図した通りに住まい手が生活するとも限らないわけです。
そのため、(施工不良は別として)実際に住んでみてここが不便だとか、ここの考慮が足りなかったという声が出てきます。
それは仕方がないことです。実務者は施主のライフスタイルの隅々まで知っているわけではないのです。
設計側が良かれと思って設計したものを、施主が設計側の意図した通りに使わないと、不便と思ってしまうケースもあります。

家造りの失敗や後悔ポイントの多くは、実務者と施主の間での認識齟齬や、検討の不足などから出てくるものだと思います。
施主は左利きだけれども、設計側は右利きを前提とした動線設計を行えば、当たり前ですが使い辛い動線が出来上がってしまいます。
そういった小さなギャップが積み重なると、家造りに失敗したと施主が思ってしまうこともあると思います。

このコダテルでは、私を含む他の公式ブロガー達が実際に家を作った体験談の中から、如何にそういった実務者と施主との間のギャップを埋めるために必要なコミュニケーションや情報を発信し、実務者も施主も双方WinWinとなって家造りが進められるヒントを提供していければと思っています。
素人が建築技術について語るのではなく、建築技術に熟知した実務者に如何にうまく要望を伝えて、その要望を最高のポテンシャルで発揮してもらうかのヒントは、実際に家を建てて成功した、後悔したというポイントの体験談に沢山埋まっています。

注文住宅施主の発信する情報は、家を建てて住んでみた人の実体験に基づくレビューです。
実務者の持つ技術的に正しい知識については、積極的に実務者の発信する情報を引用させていただきたいと思っています。もしかしたら、オンライン取材なんかを行わせていただくかもしれません。

そして、このコダテルで扱われる施主の声が、実務者にとっても何らかの気付きになると良いなと思います。

自己紹介記事の延長みたいな記事となりましたが、私はこんなスタンスで家造りのいろはを施主目線(とちょっとの建築知識)で、皆様にお伝えして行ければなと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ABOUTこの記事をかいた人

2020年に神奈川県川崎市で、共働きDinks夫婦でヘーベルハウス(FREX AXiii)で家を建てたヘーベリアンです。 建築学科卒業という経歴と、ノンバンクとはいえ貸金業界に居た経験から、(ヘーベルハウスに限らず)注文住宅建築を検討されている方々に、施主目線での資金計画から建築会社選び、施工行程等を知識と経験をベースにお伝えできればなと思っております。

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