全館空調を導入された方 その2
1052:
入居済み住民さん
[2012-02-05 12:52:24]
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by 管理担当
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欧米では半世紀以上前から全館暖房=セントラルヒーティングが標準設備、常識の住環境であり、日本のように低断熱住宅で個別エアコンを人が居る時居る場所だけ、暖房機周囲だけでしか暖をとれないような、最低レベルの生活はしていません。アメリカの住宅では貧困層以外で全館空調が付いていないことなどありえません。
福祉国家スウェーデンでは持続可能(省エネ)なセントラルヒーティング住環境は基本的人権として国策で40年以上前に全国民に普及させています。スウェーデンは寒冷地なので、セントラルヒーティング設備は全館温水パネルヒーターですが、全館空調でも日本の関東以西では冬の暖かさは同等の快適性・省エネ性です。関東以西では酷暑があり、冷房・換気設備を兼ねられる全館空調(高高住宅)が最も健康快適性居住性が高い住宅設備で、かつ省エネです。
日本でも最近は、高気密高断熱住宅と全館空調を組み合わせた、スウェーデン並の健康快適省エネ住宅が一般化してきています(全館空調が標準の三菱地所ホーム、三井ホーム;全館空調仕様のあるセキスイハイム、住友林業など)
新築住宅では今後数年でさらに高断熱化+全館空調の普及が加速するでしょう。数年以内のある時期からほとんどの注文住宅で全館空調が標準設備となり、中級以上の住宅では選ぶとか選ばないとかでなく選ばないなどあり得ない設備になります。本体価格の高い注文住宅から全館空調の普及が進み、さらに低コスト化が進んでローコスト住宅や地元工務店の建てる低価格住宅や、建て売りにも広がり個別エアコンの住宅と住宅の価値、イメージに大きな差が付くようになります。
全館空調が無い家は時代遅れの家、旧式の家と見なされ、快適な住環境の家とは見なされなくなります。
全館空調は、C/Q値がそれぞれ1前後レベルの高断熱高気密性能では、全館24時間22度以上、40坪前後で冬期間光熱費月9000円、年間8~9万円くらいです。C/Q値が低い場合は十分な快適性が実現できず光熱費的は高くなります。
全館空調の適応地域は原則関東以西で、北海道・東北などの寒冷地(関東以西でも山間部など)では全館温水パネルヒーターの方が冬の快適性と省エネ性が髙いです。
C/Q値がそれぞれ1前後レベルの高高住宅でも個別エアコンの場合、結局、将来全館空調にリフォームすることになりますが、収まりに工夫が必要で内装にも手を付けるため大がかりになり、新築時の計画に比べコストも割り増しになり、最初に付けた換気設備・個別エアコン数台、その他個別の断続運用で寒いため追加したホットカーペット、オイルヒーター等はすべて取り外し;ゴミになります。