先日、設計事務所の設計士さんと面会して来ました。
希望は夫婦と子供の家族4人暮らしで土地が265坪と広いのであまりこじんまりとならない様に建坪40坪の平屋で、総予算は掛かっても建物と外溝工事費、設計監理料合わせてMAX3000万です、と伝えたところ、収入印紙代や消費税、新しく買う家電などまで考えて、外溝は今後の楽しみにとっておいて費用はあまり掛けず家の広さは床面積30坪〜35坪ですね。
と言われてしまいました。
こちらの希望は何処へやら…
がっかりしてしまったのですが、この発言の意図はなんなのでしょう。
金額が安すぎて仕事を受けたくなくて、こちらに諦めさせる為に言った。もしくは設計能力が無く予算内に収める事が出来そうに無いので、極端な事を言った?
もう一度メールで詳しく希望を伝えたらこちらの意向に沿ってくれると思いますか?
デザイン、人柄を気に入ってしまったので、どうにかお願いしてみたいのですが、やめた方がいいですか?
[スレ作成日時]2017-03-07 15:43:17
設計士に面談に行ってきました。
41:
匿名さん
[2017-03-15 10:17:35]
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自分で別々に探して、それぞれに依頼する方法もあります。
これが設計事務所依頼と何が違うかと言いますと、まず建築費の10%が設計費
みたいな決まりになりません。
あくまで設計費用が幾ら幾らで、施工監理費用がどこまでで幾らです
みたいな計算で契約します。
工務店選定も、設計事務所主導の紐付きコンペみたいなものではなく
施主が図面を持って工務店を探し、見積もりと打ち合わせで自分で選びます。
一見は両方の業者を施主が探して選ぶ必要があって難しい気がしますが
ここに実は、一番目利きの難しい作業である、業者選定フィルターが自動的に入ります。
そのフィルターとは、設計事務所側にはいつもなら工務店任せにしてしまう様な部分の
設計まで、自身できっちりやらないとならないという、仕事の重みが増える事。
工務店側では、いつもなら設計指示の出ない、自分で好きな様にやってしまえる部分にも
設計者から口出しされるだろう緊張感を伴う仕事になるという事。
日頃馴れ合いとか元請け下請けの上下関係で仕事をしている業者にとっては
このフィルターが入るだけで、金にもならず面倒だと感じて、向こう側から難色を示す
業者は少なくありません。
少なくとも施工力に自信のない建築業者は確実に嫌がります。
設計と施工者を施主が決めて選んでいるということは
一般的な工務店の建築=工務店からの仕事で、設計事務所は実質下請けになる。
設計事務所の主導の建築=設計事務所からの仕事で、工務店は実質施工の下請けになる。
という、仕事上の上下関係の呪縛から、それぞれの業者が離れている点で業者間には
確実な仕事をしないと面倒そうだ、自分が正しいと思うことは強く出ることが出来る
といった緊張感が生まれる効果もあります。
双方の業者にとって依頼主はあくまで施主、業者間は対等で、どちらにとっても
仕事の重みが嫌でも増すはずです。
極端には業者同士の意見対立も考えられますが、そこは施主のジャッジが求められます
何時もなら適当になあなあで済ませて、てきとうな家が出来てしまうよりは
多少手間が増えても、ずっといいと思います。
業者側もより真剣になるのですから、施主も真剣になる事をお勧めします。