＜田辺工務店さんに行き着くまで＞

営業前面のハウスメーカーさんでは　今月契約なら○○○万円引き　契約後に設計打ち合わせ　というスタイルに馴染まず。その中でも営業兼建築士との打ち合わせのあるS.HさんやS.Fさんと打ち合わせが進むが企画物や使える部材にも結構な縛りありで断念。

　戸塚周辺の工務店さんを探すなかで、こちらの口コミで高評価の田辺工務店さんを知る。

＜田辺工務店さんとの打ち合わせ＞

１級施工管理技士兼建築士の(投稿時)課長職のI.Kさんがご担当。最初はこちらでもメモを取っていたが、素人レベルを超えた施工上の数値まで話が及び　絶対的な信頼感が得られ　途中からメモは諦める。他の工務店さんで提案された部材についても施工経験が多かった（ルーフバルコニーの金属防水　屋根材のディブロマット　施工上のデメリットまで説明有り)　
>
レアな部材(スマートブリック外壁タイル) は「施工経験はありませんが調べます」と、HMさんに多い口だけの営業マンとは違う。
見積もりは詳細に渡り実直だが、率直なところ「高いな！」という印象
外観CGも見られてイメージしやすい

＜ ‥とは言え　最終的に他社さんで契約した理由＞

相見積もりで価格交渉をしようと　有名工務店の他社さんと比べた結果、スペック満載のトータル価格に心変わり
(他社さんには建て売りもあるようですが、注文住宅が大半なのでコストダウンできてるのだろうと良い方に素人解釈)

＜やっぱり田辺工務店さんにしとけば良かったのか…＞
契約した他社さんでは施工管理技士さんとの話はなかった。（丁寧な設計士さんメインで、それがごくごく一般的だと思いますが）
念の為にインスペクションを考え始める
>(単に)有資格者で構成される団体登録先から手探りで探すよりは、現役の施工管理技士兼設計士さんなら間違いないはず　という理由で　今更どの面さげて　と自覚しつつも　田辺のI.kさんに打診「前例の無いことなので　会社としてではなく (社長さんにもご了解を得られたとのことで) 個人的なお手伝い程度なら」という条件で快く引き受けて頂く。
重箱の隅で職人さんの士気を損なうことなく、許容を超える項目だけを挙げて頂くよう依頼。結果、大正解。厳しくなったというJIO検査が見逃した項目も指摘頂き、予想以上に是正部分がありました。
最初の基礎配筋でのクリアランス(？)に始まり～木工事でのボルト閉め忘れ、最後の内覧チェックでのキッチンシンク下の処理、照明の微妙な整列性に至るまででした。

「どこの会社でも多少の事はあります」とI.kさん自身も認めていましたが…それをチェックする自主検査の有無とレベルが重要のようです。
(H.MのMIS.Hさんでは検査課という部署の自主検査だけでJIOはやらないようです。最近知りました)

契約他社さんも有名工務店ですが、I.Kさんの施工チェックレベルが高すぎて、普通はそこまで要求しないのが大半の会社さんなのかも知れません。
施主としてはその高すぎるレベルこそが安心なのですが…注文住宅ですし。

＜田辺工務店さんがお高い理由(感触の変化)＞

他社さん比較時…住友林業さん等の施工会社としてが基盤で、注文住宅の方で利益率を上げているのでは？と勝手な想像(もちろん実情はわかりません)

インスペクション中…屋根材の処理、外壁モルタル施工時のクラック防止のメッシュ(？)一部分施工など、田辺工務店さんの自主検査ではNGとなることが結構あり、施行力の違いなのかも‥と変わりつつある。

インスペクション後…シビアなチェックで妥協が無く　工期等よりも仕上がり優先である為　関連業者さん職人さんへの手当ても厚く　高レベルの業者さん職人さんしか残れず　高品質の仕上がりを提供出来るからでは…に変わりました。

私は他社建築でもI.Kさんのお陰で念入りなチェックをして頂けて幸運でしたが、それは田辺工務店さんでは常識なのでしょう。

＜投稿の理由＞

同業他社さんの設計施工を見れる絶好の機会でもあるとはいえ、契約しなかった元客の要望にも、快くインスペクターを引き受けて頂いた I.kさん(昇進も時間の問題でしょう！)がご活躍されている田辺工務店さんにせめてもの恩返しです。

＜検討中の施主さんへ＞

知名度や素材、間取りや外観イメージをはじめ、最終的には価格が決定打になりますが、施工状況まで打ち合わせで出てくる田辺工務店さんのような稀有な会社さんで建てるならそこいらのインスペクターに依頼する意味が全く無く、凄腕インスペクター費用込みの価格と思えば、相当安心で堅実な会社さんだと思います。古アパートを所有しているので、建て替えはアパートも扱っている住友林業さんでお願いし、施工は田辺工務店さんを指名出来るなら安心と現在検討中です。

(どこでも同じに見える)火災保険も有能な代理店の方と繋がりがあるようで、紹介をして頂けて新築の加入に加え、旧宅の火災保険の請求(もちろん火災で燃えてませんが‥売却に向けた修繕)に腕を奮って頂けそうです。