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第9回 その間取り、トキメク間取りになってます??(後編)

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e戸建てのコラム9回目は先回のコラムの続きです^^

間取りを考える時は、お施主様の発想方法や考え方が大切で、そこの話を出来るだけ実践に近い形式でお伝え出来ればと思い、二回に別けて間取りの話をさせて頂いております。

間取りコラムの後編は、私の電子書籍Vol2の一部の間取りをつかって解説していきたいと思います^^

先回のコラムでお伝えしましたが、今回のコラムも、『私だったら、こ~するな~!』と楽しんでお読みいただければ幸いです。

*先回のコラムも同じく間取りのコラムですので、もしお時間あれば、そちらもご参考下さい。

間取りは、“縮めて、メリハリをつけて、どう見せる??”

はい、先回に引き続き今回も、間取りを考える時の武器を一つ提供してみたいと思います^^

間取りを考える時は、

1.縮めて(予算を減らして)

2.メリハリ付けて(予算をかける所はかけて)

3.どう見せる?(契約後のUPも考えておく)

を考えて頂くと良いかと思っております。

…大切なので、二回言いますが、間取りの発想方法としては、“縮めて、メリハリ付けて、どう見せる?”を意識して頂くと、建築会社さんとの打合せのタイミングで役に立つかと思います。

①.先ず縮める!

はい、間取りを考える時、初回提案で出された間取りに対して、先ずは、縮める事!を考えましょう。

これまで、Rebroathomeの間取り相談で最も感じた事は、『…この間取り、無駄に広いけど大丈夫なのかな?』という所からこの話をしています。

因みに、家が大きくなる事は、悪ではありませんが、家を大きくする事で、

● 建築費用は上がる

● 住んでからの光熱費も増える(可能性が高い)

● 毎年かかる固定資産税も上がる

と、お金の問題が大きく出てきます。

…本当にこのままの大きさで良いの?

は、一度考えて頂くと良いかと思いますので、“先ずは縮める!”を考えるようにしましょう。

基本的な話ですが、家づくりの予算を下げる為に一番大きいのは、、、“家の坪数を減らす事!”ですので、出来るだけ小さくする事を心掛けて頂ければと思います。

②.③.メリハリつけて、どう見せる?

また、ただ縮めるだけでは、せっかくの注文住宅を建てるのに、何となく夢がありませんので、(、、、と感じるのは私だけでしょうか^^;)

縮める所は縮めて、予算をかける所はかける!
も同時に検討したい所です。

ということで、縮めたあとは、メリハリですね^^

例えば、全体的に坪数は小さくしたけど、(本体価格は下げたけど)

□ 『リビングの開放感をより出す為に、窓をもっと拡げて大きくする!』
□ 『浮いたお金で、外構にウッドデッキを敷いて、外の活用も考える!』
□ 『キッチン周りのインテリアデザインを良くする!』

といった感覚で、メリハリをつけたい場所、ポイントを考えましょう。


間取りを考える時は、
縮めて(全体の建築予算は下げて)、メリハリをつけて、どう見せる?(下げた予算の一部を充てる)

で、より納得した、楽しい家づくりにして頂ければと思います。

トキメク間取りづくり:実践②

はい、という事で、縮めて、メリハリつけて、どう見せる?の実例を実際の間取り相談の実例をつかって一つ見ていきましょう!^^

【plan002:【BEFORE】相談頂いた時の間取り↓】

先ずは間取り相談時のそのままの図面をご紹介します。
*皆さまも『何が悪いのか?』、『どこが気になる??』を先ずは頭の体操として考えてみましょう。

相談者さんのご要望:
【部屋数】:4LDK(4:一階の和室、主寝室、子ども部屋×2)
【今の状況】:契約後の間取り相談
【具体的な不満】:漠然と、この間取りではダメな気がして。というお問合わせでした。

如何でしょうか。

この間取りであれば、私だったらこうするな~』は見つかりましたでしょうか。

今回の間取りを見て、“何となくまとまっている”ようにも感じますが、逆に、上記のお客様の不満“何となくダメな気がして…”というのも解ります。

実際に何がダメなのか??を先ずは解説していきたいと思います^^

■ 問題点1:生活動線が悪い

まず最も気になったのが、『ダイニングテーブルをどのように置くの??』です。

図面にダイニングテーブル(4人掛けのテーブル1000㎜×1400㎜程度)を書いてみると、生活動線が一気に悪くなってしまいます。

このテーブル配置の図を見て頂くと解りますが、どのようにテーブルを配置しても、

● 生活動線が悪くなる
● 椅子が置けない??
● また冷蔵庫と洗面脱衣質の引き戸の見え方が気になる

が言えます。

テーブルを配置することで、生活動線が一気に悪くなることが解りますでしょうか。

また、少し気になる所としては、LDKから洗面の引き戸が見えることです。
キッチン・ダイニングから直接洗面に行ける動線は良いのですが、引き戸がリビング・ダイニングから直接見えるのも少し気になった所です。

気軽に洗面のドアを開けれないというか…

■ 問題点2:その他細かい所

その他の問題点も色々とありますね。

● 玄関ポーチが小さい?
● 子供部屋の南に収納がある、、、
● 玄関すぐのトイレ

などの気になるポイントも出てきました。

plan002:【BEFORE】問題点のコメント
気になった所をまとめて図面に書き込んでみました↓↓↓

と言う感じでした。

改善プラン①

はい、という事で改善プランを見ていきましょう。
改善のアドバイスは、上記の改善をする為に、色々と考えた結果、私自身がプランで納得ができず、2つの間取りアドバイスを書きました。

Plan①:【BEFORE→AFTER】↓
*先ずはこんな感じで改善してみました。

【Plan①:解説】メリハリをつけて、どう見せる?

すみません、この改善間取りでは、家の坪数を小さくする事はしていません^^;(最後の間取りで縮めてます)その為、先ずはメリハリのみを考えて、間取りアドバイスをしています。

メリハリ部分としては、先ほどお伝えした気になる所を考え、LDKを南側全面に配置した所です。

また、LDKの配置を逆転させてますが、こちらは、“南東側をひらく”感覚で、ウッドデッキとリビングを一体としてつかいつつ、西側道路からの視線を閉じる感覚です。

こうする事で、広く明るいLDKになります。
その一方で、和室に関しては、LDKと一緒につかう畳コーナー的な使用方法であれば、特に南側に配置する必要はないのかと思った為の改善案です。

改善プラン②(一階の間取り)

その上で、さらに別の案(一階部分のみ)を考えてみると、

【別案】和室を独立させた間取り

こういった一階の配置も考えられます。

二つ目は、和室を畳コーナーではなく、しっかりと分ける場合で書います。
この間取りであれば、和室の使用用途が変わっても対応できますね。

二つの間取りに対してコメントを記載したものを掲載しておきますね^^

坪庭を設けた改善間取り③

今回の間取りアドバイス、上の改善案を書いた後に、思考がぐるぐると巡り…

『こんな感じも出来るのでは?』と思った間取りの発想が出てきたので、もう一つ思い切って変えた間取りを書いてみました。

ここで、ようやく“①.縮めて!”を考えることが出来ました^^;
先ずは、ガラッと改善した間取りを見てみて下さい。

【AFTER:解説2】:2坪、縮める!

一階のLDKと和室の配置をもう少し面白く配置しても良いかな?という感覚と、“道路側からの目線を遮りつつ、開放感を出す“を考えて、坪庭(メリハリ)を設けてみました。

窓を内側に向けて開放的にしていく間取りです。

その際に、“坪数は2坪小さく”していて、予算削減を考えています。

ただ、坪庭(メリハリ)などを設けることで、細かい部材費用が増えていきますし、もしかするとお願いする建築会社さんによっては、家を小さくしても、坪庭をつくることで、予算がかなり上がってしまう会社さんも出てくるかもしれません。

*ここに関しては、建築会社さんの選定の話になってきます。

簡単に坪庭周りの解説をしておきますと

□ リビングの両サイド(南と北)に大きな窓を設けて、開放感が得られる。

また、

北側の坪庭は光が入りにくい心配があるので、和室の上部をバルコニーにしたり、坪庭部分の外壁面には、大きな窓を2方向に配置したり、坪庭の閉じる部分を完全に閉じず、外構で上手く抜く、等をして『暗いし圧迫感がある…』を解消していきましょう。

です。

*因みに、コートハウス(坪庭)を考える際は、設計や施工が意外と難しいとされています。しっかりと勉強して頂き、検討するようにしましょう^^

plan002:【AFTER】改善コメント↓

こんな感じでも出来るんだ、と思って頂けると間取りづくりが楽しくなるのではないでしょうか。

まとめ①:家を小さくする事が一番の予算削減

少し、全体的なまとめを書かせて頂ければと思いますが、家の予算に関して。

【家の予算削減を考える時の優先順位】

1位:坪数を小さくする
2位:各種設備の仕様を検討する
3位:細かい所まで考える

です。*この順番は是非覚えておいてくださいね。

兎にも角にも先ずは“坪数を小さくすること!”です^^;

細かい説明は省きますが、
“家の凹凸を少なくして四角い総二階の家にする、よりも、坪数を減らす事”の方が重要です。

*建築会社さんの中には、“家の形をなるべく正方形(四角)にする”方がお値打ちになる会社さんもありますが、実際の建築会社さん側からの下請けへの発注方法を考えれば、先ずは“坪数を小さくすること”です。

その次に、“各種設備の仕様を検討する”です。
こちらは
■ キッチン、お風呂、洗面などの設備のグレードを検討する
■ フローリング、壁紙、ドアや引き戸の仕様を検討する
■ 断熱材や屋根、外壁の検討

などの事です。
さらに、もっと予算を細かく削る場合は、3番目にあげた“細かい所まで考える”を考えていきます。

例えば、
■ 窓の数を減らす&まとめる(2つを一つにする)
■ 収納内部の棚の数を減らす(DIYで対応する)
■ コンセントやその他の細かい個数の見直しです。
といった内容の検討が必要になってきます。

こういった順番で予算削減は考えるとよくて、“先ずは小さくすること”、“家の形よりも家を小さくすること”を優先的に考えて頂くと良いかとも思います。

まとめ:全体

二回に別けてお伝えしてきた8回目の間取りのコラムですが、如何でしたでしょうか。

□ 間取りを考える時の4Step
□ 縮めて、メリハリつけて、どう見せる?

の二つは、皆さまが間取りの提案を会社から受けた際に、是非意識して頂き打合せを進めて行って頂ければと思っております。

*もう少し詳しくお知りになりたい場合は、私の電子書籍Vol.2の【トキメク!ウットリ!ビフォーアフター!本当にその間取りで契約しても良いの??4LDKを中心とした10個の間取り実践講座】(https://www.amazon.co.jp/dp/B079DW41D1/)もお読み頂けると幸いです。

10回目(残り二回)のコラムは口コミに関しての話をしてみたいと思っております。
是非、楽しみにお待ちいただければと思っております。

山本広高 このコラムの執筆者
牧原 央尚(マキハラ テルヒサ)
愛知県を中心に家づくり相談を行っているTERRACE.R(株)代表取締役。大手ハウスメーカーで5年半の営業経験後、2010年から家づくり相談サービス「Rebro at home」を行っており、これまでの相談実績は1000件以上。一件一件の相談に対して、個別で長くフォローしてきた経験から、家づくりの考え初めから完成までの一連の期間に起こりうる、問題点などを解決してきています。 建築会社の探し方、お金の事、間取りの事、インテリア、エクステリアの事、現場が始まってからの事など、家づくりに関しての専門家として、公平中立な立場からアドバイスしています。

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