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第8回 その間取り、トキメク間取りになってます??(前編)

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【お客様から、とある建築会社さんへ届いたメール】

『改めて、この度は素敵なお家を造っていただき、本当にありがとうございました。住んで1ヶ月ほど経ちますが、とても素敵な家だなぁと、1日の色々なタイミングで実感しています。

本当にとても明るい家で、どの部屋にいても陽の移り変わりが感じられるのがとても心地よいです。朝もシャッターをあける前から、リビングではハイサイドライトの光が明るく、シャッターをあけなくても生活できるくらいです。

昼間にぼーっとハイサイドライトを見ていると、美術館みたいだなぁと思ってしまい、自分の家なのに非日常を味わっている感じがしてとても贅沢です。…金沢21世紀美術館にあるジェームスタレルの作品みたいだなと思ってしまいました^^;

また、先日の台風も何とか持ちこたえてくれた植栽ですが、こちらも緑がきれいで癒やしになっています。…植栽の癒し効果はすごいです!庭も手入れしやすい広さでちょうどいいですし、私より主人の方が庭が好きになっているみたいです(笑)

さらにさらに、娘も自分の家の良さが分かるのか、引っ越してから、朝や昼寝から起きる度に「○○ちゃん(自分の名前)の家だよ!(ドヤ顔)」といい、出かける度に「○○ちゃんの家、バイバーイ」といい、帰ってくる度に「○○ちゃんの家だよ!」と元気よく言います。

特に親から教えている訳ではないので、娘なりにインパクトがあるんだなと思っています^^

業者さんが家の中に入るたびに「お世辞抜きでいい家ですね」、とか「とても凝った家ですね」とお褒めの言葉をいただいており、内心ほくそえんでます(笑)

去年の今頃、請負契約をお願いして本当に良かったといつも感じています^^

私としては、主人が細かく、こだわりが強いので、建築会社さんを選ぶ際には「建ててから主人が後悔や、文句が少なく済むような会社がいい!」というのが、私の中のひっそりとした第一希望でした。(笑)

ひっそりとした第二希望としては、「明るくて、抜け感のある気持ちがいい家」という私の希望があり、、、Rebro at homeさんにその旨をご相談させていただいたところ、御社をご紹介していただき、本当に希望に添った家が出来てとても満足しています。

…というか、希望以上の家を造っていただいたと思います。主人も満足する家を造っていただいて、本当にありがとうございます。

…去年の今頃、住宅展示場をいっぱい回ってましたけど、見てきたどこのハウスメーカーよりもハイセンスだと思います!^^

色々と感動することがあるのですが、まとまらなくなりそうなのでこれ以上は止めておきますが…(苦笑)とにかく、本当に、本当にありがとうございました!!』

その間取り、トキメク間取りになってます??

先ずは、家づくり完成後のお客様から建築会社さんへの感想のメールをご紹介させて頂きました。

このコラムの読者さんにも、“建ててくれた建築会社さんに思わずメールを送りたくなるような、素敵な家づくり”をして頂ければと思っていますが、家づくりにおいて、最も重要!と言える間取りの話を今回はしていきたいと思います。

ちなみに、間取りの良し悪しは、提案者(設計者)さんの力量が一番重要だと思います。

例えば、間取りの設計者は、図面作成の時点で、

● 窓から何が見える?
● 日の光がどう入る?
● どう風が抜ける?
● 収納計画。
● 生活動線。
● 注文住宅ならではインパクトをどう残す??

などなどなどなど、、、、考えなければいけない事は山のようにあります。

ですが、

● そんな提案をしてくれる会社さんは?
● 提案者(設計者)はどこにいる?

を探すのも意外と難しかったりします。

そこで、この間取りのコラムでは、会社選びの際のポイントや、そもそも、お施主様として、何に気を付けて、どう判断すれば良いのか?を話していきたいと思います。

この間取りの話、どうしても一回で書ききれず、今月と来月で一話づつ話をさせて頂きます。8回目の間取りの話としてさせて頂くことになりましたので、一回分余分にはなりますが、お付合い頂ければ幸いです。

今回の話は、

家づくりのブログでお伝えした『その間取り、トキメク間取りになってます??』(http://makiharateruhisa.com/archives/6185/)の内容を改善したものを題材とさせて頂ております。

家づくりユーザーさんが、

● 『本当に今の間取りで良いか?
● 『間取りってどうやって考えれば良いんだろう??

を考えて頂くキッカケに出来ればと思います。

どうしたら、素敵な間取がつくれる?

もう少し前提条件の話として^^;

初めにお伝えしておきますが、間取りは十人十色です。

● 考える人が違えば、出てくる提案も違います。
● 見る人が違えば、改善案も違います。

そもそも、お施主様が同じ要望を建築会社さんにお伝えしたとしても、、、出てくる提案は会社の数だけ違ってきます。ですので、恐らくですが、今回の間取りの実践をみて、『その間取りだったら、…私だったら、こうするな~!』は当然出てくるかと思います。

はい、結論からお伝えすると、

良い間取をつくる為には、『私たちだったら、こうするな~』をいくつ集めることが出来るのか?が大切です。

これは家づくり相談を長年やってきて思っていることで、是非、『私たちだったら…』を感じながら読み進めていって頂ければと思います。

お施主様の想いが入りすぎても、会社の考えが入りすぎても…

また、注文住宅の間取りは、ややもすると、

●『建築会社さんの施工できる範囲
●『お施主様の意見が入りすぎてしまう

になってしまうことも多く出てきます。

その結果、

● 建築会社さん:『お施主様の言う事をそのままつくると…少し微妙な気がするけど…』
● お施主さん:『建築会社さんは、出来ないっていったけど、本当は出来るってネットで書いてるけど…』

と、お互いが気を遣いあってしまい、そのまま家の完成となってしまうことが出てくるのも注文住宅です。

そして、

●収納が全然足りなかった!
●LDKに直射日光が入り過ぎちゃう!
●家事動線が悪い!
●部屋が大きすぎた!
●もう少し金額を抑えて建ててもよかった!

など、

『あの時、もう少し話をして、もう少し検討して、もう少し専門家の意見を取り入れて、、、』となることもあったりします。

、、、これは、絶対にしたくないことです。

間取りを考える時の4つのステップ

はい、そこでこのコラムです。

結論からお伝えしますが、

間取りを考える際は、4ステップで、順序を守って考える!

と良いです。

【間取りの4STEP】

Step①:間取りの大枠を考える。

Step②:その間取りはトキメく間取り??

Step③:窓位置や収納計画などを細かく意識する。

Step④:一晩寝かせて、新鮮な気持ちで確認する。

を考えて頂ければと思います。

トキメク間取り01

間取りStep①:大枠を考える。

間取りの話は、実例を出さないと解らないので、実際にあった相談内容をもとに話を進めていきたいと思います。

以前、このような間取相談が来ました。

↓↓↓相談時の間取り↓↓↓

↓↓↓その時の相談メール↓↓↓

相談内容:

現在、契約前ですが、工務店は諸事情で決まっております。間取りも数回のやり取りで固まりつつありますが、まだしっくり来ない部分があります。

要望としては、【自宅サロンと夫の事務所をかねて、5LDK】です。

気になる点は、

●子供三人に対して、子供部屋二つに諦めたこと。
●リビングの一角にでも、スペースを作るべきか、小さな居室を増やせるのか、悩んでいます。
●リビングを中心に配置をお願いしたのですが、テレビ裏の納戸が無駄にならないかが気になります。
●収納はほしいのですが、効率よく使用できるのか不安で気になっています。

というメール内容でした。

実際に(上の)間取りを見ると、、、、

●家事動線、特に水周りへの動線が長く、遣いずらいかも?
●収納計画ももう少し改善した方が良いかも?
●平屋なのに、日当たりが良くない部屋が多い。
●各部屋に窓が一つしかなく、通風が悪そう。
●廊下が無駄に長いのでは?

も、気になる所です。

上記であげた4Stepで言えば、この相談者さんの場合、

間取りSTEP1.2を飛ばして、STEP3の細かい修正から進めていらっしゃる感覚です

この状態で細かい修正修正をしてもあまり意味がありません。

細かい修正とは、例えば、ドアの開き方や、収納の中の付け方などですが、それをこのタイミングでを考えても、、、となります。

トキメク間取りにするためのSTEP1

●STEP1:間取りの大枠を考える

●STEP2:トキメク間取り??

を考えれば、、『う~ん、間取りの大枠を変えないと、、トキメカナイかも!!?』でしたし、4Stepを考えると、ご相談者の間取りは、そもそも、もっと大きく改善する必要があるように思いました。

【Step1-1.間取りの大枠を考える】

そこで、間取りの改善する為に、先ずは、大枠から考え直してみたいと思います。

先ず

① .『今の間取りの真ん中の納戸部分を坪庭にしてみてはどうか??』

を考えてみました。

…わかりやすく…平屋のメリットを活かしやすい坪庭、という発想です^^;

ゾーニングで考えてみます。

↓↓↓坪庭の間取り??↓↓↓

*図面右側の二つが坪庭にした時のゾーニング(廊下の配置を上下で変えています)

という感じです。

“坪庭=トキメク”

という簡単な発想からですが^^;

ですが、このゾーニング(上手のように、部屋の配置などを簡単に考えることを言います。)を考えた時点で、

『…坪庭だと、あまり改善にならないかも!』

ともなりました。

平屋の坪庭であれば、家の真ん中に光が入り込みますので、明るさの解消は出来るかと思いましたが、その他の改善すべきポイント、

●廊下が長くて無駄が多い
●通風などの改善もあまり出来ていない
●家事動線が意外と悪そう?
●収納計画が良くなさそう?

という所が改善されていません。*むしろ収納が少なくなります。

間取りをガラッと変えちゃう!

という事で、最終的には、このような改善案を作ってお送りしてみました。

↓↓↓図面2:改善した間取り↓↓↓

間取り改善案02

はい、もう、原形もなく、ガラッと変えてます^^;

【間取りのポイント】

●建物の大きさを変えずに(出来れば2~3坪減らして)建物に凹凸を出すことで、各部屋に窓配置を考える事ができる。(採光や通風)
●主寝室を二つに将来的に別けられるようにかなり広くした事。
●LDKは21帖と大きさは変えず
●適材適所に収納をちりばめる。

です。

この形だと、外壁や屋根面積が増えるので、予算UPは多少あるかと思います。

ですが、

●余分な廊下

などをスッキリさせて、家全体を明るく出来ます。

あくまで間取りアドバイスですので、勿論、これがそのまま採用されるとも思っていないのですが、『あ、この使い方良いね♪』など、Step2の“ワクワク、トキメキ♪”が少しでもあると間取りを見る目が変わってくるのではないでしょうか。

間取りを集めて、トキメキを探すSTEP②が重要!!

という事で、このコラムの読者様がまだ、

● 建築会社さんを決めていないければ、
● 間取りで悩んでいるのであれば、

トキメク間取りを集める事を心掛けて下さい。

そのためには、当然、一社だけの提案では足りませんし、同じようなタイプの会社さんだけでもダメです。

自分たちの知識を高めて、

●『こういった間取りは?』
●『こういった形も出来るのでは?』

を、じっくり特定の会社さんと打合せをして頂く方法もありますが、それには

●家づくり経験
●発想の転換
●打合せ

など、お施主様に、それなりの経験と知識が必要だったりします。

STEP2が出来てようやくSTEP3.4へ!!

はい、元サッカー日本代表の岡田監督の言葉『勝負の神様は細部に宿る』ではないですが、細部も当然大切です。

Step3.4の話ですが、これは、何度も言いますが^^;STEP1.2が出来た後ですので、その意識はお忘れなく。

【Step③:窓位置や収納計画などを細かく意識する。】

●ウォークインクローゼットの収納棚の計画はどうする?
●窓はどう配置する?
●ドアの開き方はどうする?
●家具、家電の配置はこの位置で良い?

などを、

●奥様の家事動線で考えたり、
●ご主人さんの出勤や仕事から帰ってきた時の動線、
●子どもの動線で考えたり。
●照明計画を基に考えてみたり。
●スイッチやコンセント計画から、間取りを考えてみたり。

などのシーン毎に考えたりして、細かい修正を出す事ですね。

因みに、Step④の【細かい所を詰める時は、それを一日で決めない!】は読んで字のごとくです。

かならず、間取りは寝かせて、新鮮な気持ちで見る!事が重要で、それをする事で、次の日に『あ、やっぱり、ここはこうしたら!』が見つかるはずです。

●Step①:大枠を考える。

●Step②:その間取りは、トキメク??

●Step③:窓位置や収納計画などを細かく意識する。

●Step④:その間取りを一晩寝かせて、新鮮な気持ちで確認する。

の流れは必ず意識して頂ければ幸いです^^

今回の間取りの注意点を4つ

今回の間取りでの注意点もあるので、簡単ですが、挙げておきますね^^;

【注意点①】:今回の間取り変更は、価格UPが大きく出てきてしまう会社さんがある!

例えば、ハウスメーカーさんなどの家づくりの場合、私が出した間取り改善をしてしまうと、恐らく坪単価で10万円ぐらい上がってしまう会社さんもあります。

ですので、打合せしている会社さんによっては、こういったアドバイス自体が微妙になる事もありますので、ご了承下さいね。

【注意点②】:家相などは、今回考えていません!

今回は、かなり凹凸のある間取りになっていますし、家相などを考えると、あまり良い間取改善になっていないです。

家相は、間取り作成時に色々と大きく変わってしまう内容もあるので、そこは、事前に考えておきたい所です。…多分ですが、間取りづくりにおいて、『家相を気にするか?しないか?』が一番大枠に影響がでるかと思いますので、ご理解頂ければと思います。

【注意点③】:耐震等級は、最高ランクの3はとれる!!?

こちらは、もしかすると営業さんから、『こんな間取りでは、耐震性能が取れません!』と言われる可能性がありますが、恐らくですが、やり方や構法、経験の問題になるかと思います。

ここら辺は会社の家づくりの違いによって大きく変わる話ですが、こういった間取りでも耐震等級3は取れます^^ここは、少し意識しておきたい所です。

【注意点④】:外観は少し別物

また、通常は間取りを考える際に、外観も検討する必要があり、ここら辺は提案者さんのセンスにもなってくるかと思います。

今回は間取りの中身だけを検討しています。

まとめ

今回は、素敵な間取りをつくるための4ステップをご紹介させていただき、実際の実践間取りの一つをご紹介させて頂きました^^

次回でもう一つ、実践の間取りをご紹介させて頂き、8回目の間取りのコラムとさせて頂ければと思っております。

また次回も楽しみにしていてください^^

山本広高 このコラムの執筆者
牧原 央尚(マキハラ テルヒサ)
愛知県を中心に家づくり相談を行っているTERRACE.R(株)代表取締役。大手ハウスメーカーで5年半の営業経験後、2010年から家づくり相談サービス「Rebro at home」を行っており、これまでの相談実績は1000件以上。一件一件の相談に対して、個別で長くフォローしてきた経験から、家づくりの考え初めから完成までの一連の期間に起こりうる、問題点などを解決してきています。 建築会社の探し方、お金の事、間取りの事、インテリア、エクステリアの事、現場が始まってからの事など、家づくりに関しての専門家として、公平中立な立場からアドバイスしています。

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