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第10回 口コミやネットで信用情報を調べよう!

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お客様―――

『その地域で有名な不動産屋さんに土地の紹介をお願いしにいった時、その不動産屋さんの提携している工務店(ビルダーさん)から間取りも書いてもらっていました。』

『…その土地は形や住環境もよさそうでしたし、その提携先の工務店さんであれば、家の値段も土地の値段を含めて予算ギリギリに収まるよさそうな間取りを書いて貰らったのですが…。』

『…ただ、ネットでその工務店さんを調べたら、過去に地元TV局のニュースで欠陥住宅に困っている人の特集で、そのおうちがまさにその工務店さんで建てたとかいてあったり、その他の内容もあまり良い物ではなく、、、土地も含めて辞めました。』

―――

検討している会社さんの口コミは必ず調べよう!

という事で、検討している建築会社さんの口コミは必ず調べるようにしましょう!

それがきっかけで『この会社、、、大丈夫なのかな?』となることもあります。

はい、今回は口コミに関する話で、まさにe戸建てさんに連動する内容です。

家づくり相談で色々な方の話を聞いていると、“建築会社を見なくなった理由”をよくお聞きします。

私:『なぜ、その会社を辞められたんですか?』

Aさん:『何となく自分たちとは合わなかった!』

Bさん:『予算が合わなかった!』

Cさん:『提案が微妙だった!』

など、色々とありますが、

●『ネットで調べたら、良くない口コミが多くて辞めました

という理由もあったりしますし、殆どの方が、選ぶ前に口コミを見ているような感覚もあります。

この話は、私のブログで、最近、“潰れる会社、残る会社”という記事を書きましたが、会社を調べる時に、この口コミは、注意喚起をうながす際にとても有効的なものかと思います。

口コミで会社の現場品質とアフターメンテナンスをチェック!

自分が建てようと思っている会社を調べる方法は色々とありますが、一番簡単に出来るのが、口コミのチェックです。

色々な情報収集も出来ますし、それぞれの個別の感想や意見も参考になります。

もちろん『どこまでが真実??』という所も気になる所だったりもしますし、そういった前提の上で、ですが、検討している会社さんの

施工品質:現場の荒れ

アフターメンテナンスの対応

は、口コミで探せたら探してみて下さい。

そして、もし、“あまりよろしくない情報”が直近(過去1年間ぐらいまで)の情報として散見していたら、少し注意が必要かとも思います。

そもそも、現場の荒れや、アフターメンテナンスが良くない会社さんで家づくりをしたいとは思わないかとも思いますが、それ以上に、倒産リスクも高まっている可能性もあります。

もし、そういった情報が散見される会社さんは次のステップに進んで頂ければと思います。

【マメ知識:情報発信の時期】―――

上記のような現場の荒れや、アフターメンテナンスの対応の悪さの情報のチェックは大切ですが、もしそれが、3年と5年前の情報だった場合は、それはそれであてにしてはいけない事も多いです。

その情報が出た時期に関してもチェックしておきましょう。

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(「次のステップ」に関しては、この後の“興味深い口コミ”の話の後にお伝えします。)

興味深い情報も口コミでチェック!

さてさて、少し流れが飛びますが、「次のステップ」に行く前に、口コミに関する話をもう少しだけさせて下さい。

はい、何かと言うと、今回のコラム記事を書くにあたり、私自身、今一度e戸建さんの口コミを色々と見ており、その際、とても興味深い口コミが色々とありました。

その内容は、まさに“今の建築業界の流れ”を表しているものかと思いましたので、ご紹介してみたいと思います。

*真偽の検討はしておりませんが、物事の良い面と悪い面、メリットに隠れたデメリットというのもあるのだと思うので、ここでご紹介してみたいと思います。

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興味深い口コミ①:快適すぎる家は子育て環境によくない??

e戸建さんの口コミから抜粋:

温湿度管理された家(季節感がなく刺激の少ない)で育った子供は、統計的に見て勉強の成績が悪いと書いて有りました。また核家族で間取りの狭い家で育った子供は、自我が強く社会協調性に難が出やすいとも(*一条工務店口コミ掲示板No.8014)

↓(それに対しての皆さまの意見)

①.“成績が悪い”は根拠もないし一条にお住まいの家族に失礼。ただ、快適すぎる家はひきこもりがち(外に出ると暑い、寒い、ソレが嫌で家にいたいという思考)になるんじゃないかとは思う(個人的に)(*一条工務店口コミ掲示板No.8016)

②.一昨日のビジネス雑誌に載っていたが一番学力の伸びる子供の環境は、世帯収入1200万前後で1500万を超えると逆に悪化、1000万を切ると塾や学校に制約が出るので更に悪化だそうだ。

となると、1)高気密高断熱で一定の温湿度を保つのはNGで多少の我慢は必要 2)大きめの家で生活となると核家族なら35~40ってとこか 3)季節感を感じさせる(庭を作る等) 4)世帯収入は1200万でとなるようだ。 (*一条工務店口コミ掲示板No.8017)

③.しっかり温湿度管理された家なんてそんなに大昔からある訳じゃないと思うんだけど、その統計ってどうやって取ったんだろう?成績が良い子はどこで勉強しても良いし悪い子はどんな家でも悪いと思うけど。

一戸建てに比べて間取りが小めなアパートや賃貸などに住んでる人が多い都市部の子供は自我が強く社会協調性に難が出やすいんですね。 田舎の広く古い家に暑さ寒さに耐えて暮らすと良いんですね。 (*一条工務店口コミ掲示板No.8020)

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興味深い口コミ②:最近のレオハウスさん、大丈夫なのでしょうか?

最近のレオハウス大丈夫なのでしょうか?

水回りも選べるメーカー減ってるし、吹き付け断熱も値上がりしたと言われるし、サッシもDセレクト標準はリクシルだけになってるし外壁も10月以降ニチハのフュージョンが標準から外れてオプションになってるし。
(*まだ、回答はありませんでしたが、こういった口コミを見ると、少し心配なところがあり、会社として経営状況など少し疑ってしまうところもあります。(詳しくはしっかりと調べてからの判断になります。)

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興味深い口コミ③:現場の工期に関して

こちらは、どのメーカーがという話でもありませんが、掲示板を見ていると、とくに大手ハウスメーカーさんで、工期短縮の口コミが目立ちます。

最短で1ヶ月~1.5ヶ月という工事期間の口コミも散見されます。

工期が二か月をきるレベルは、現場の荒れはもちろん心配ですが、それ以上にお施主様として現場での打合せが殆ど出来ない期間になります。

会社からすれば、工期短縮で利益率の改善をはかりたい意図はわかりますが、、、

ハウスメーカーさんなら、3~4カ月程度、工務店さんなら、4~6ヶ月ぐらは最低でも工事期間として取ってもらうようにお施主様としても意識をしておいて頂ければと思います。

また、契約後の打合せに関しても、どんどん短くなっていっているような感覚ですが、こちらも、お施主様としては、家づくりに関して知識ゼロから始めている訳ですから、契約後の打合せ期間も最低でも3カ月ぐらいは取りたい所かと思いますので、こちらも意識をして頂ければと思います。

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興味深い口コミ④:契約後の予算UPについて

この話もどのメーカーという話でもありませんが、口コミを見ていると、契約後の予算UPがかなりひどい会社さんも未だにあるようです。

もし、検討している会社さんの口コミで、そういった情報が見られたなら、契約前に質疑してみて下さいね。

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上記の4つの項目

気密・断熱性能をどこまで求めるのか?

建築会社の利益体質

現場の短工期化

契約後の予算UP

ですが、実は、まさに今の建築業界の流れ、強いてはそれぞれの会社の危険性が解る内容でもあります。

住宅の着工棟数の減少、ハウスメーカーさん(大手企業)が注文住宅をとれなくなってきた流れ、そもそも会社としての生き残り方法、を表している気もします。

そういった事が、パッと見ただけでも読み取ることが出来るように感じたこともあり、ご紹介してみました。

皆さまも検討している建築会社さんの口コミ、必ずチェックしてみて下さいね。役立つ情報も多いと思います。

会社の調べ方

はい、話をもとに戻しますが、口コミで、『この会社、なんとなく怪しいな~』と思ったら、次のステップに進んで頂ければと思います。

次のステップは、実際に、“その会社を調べていく”必要があるのですが、もっとも代表的な調べ方として、“建設業許可の閲覧”という方法があります。

と言っても、殆ど知られてはいませんが^^;

こちらは、私のブログで詳しく書いていますが、“だれでも!しかも簡単に!その会社の内情をしらべることができる強力な方法!!”になりますので、もし気になる方がいらっしゃれば、参考にして頂ければと思います。

会社を調べる①:建設業許可の閲覧

ご存知の方も少ないのですが、この“建設業許可の閲覧”をすると、

●毎年の年間施工棟数

●受注金額

●会社の貸借対照表

●損益計算書

●(決算報告書)

●会社の謄本関係

を過去3~5年間に渡って見る事が出来ます。

特に損益計算書にある

●売上

●売上原価

●営業利益

●広告宣伝費

の4つは、調べたい会社の内情がまるわかりな内容ですし、

●年間の施工棟数や受注金額

は、最初に聞いてた坪単価と実際はいくらぐらいが多いのか?を調べる事もできるものになります。

しかも、この建設業許可の閲覧は、“誰でも見る事が出来るもの”です。

という事で、工務店で家を建てる時に、なかなか判断がしにくい所は、この建設業許可の閲覧で判断が出来たりするのです。

【建設業許可の閲覧】―――

本来この建設業許可の閲覧は、一般の方が建築会社を調べる為にあるのですが、閲覧している人は、殆どが会社を調査する会社さんです。

平日の昼間に行くとそういった人たちが、一気に何冊か閲覧をして、数値を転記している作業風景を目にします。

それぐらい、信用調査としても重視されている内容とも言えます。

信用調査として、調査会社に3000円とか支払ってA4の報告書一枚で簡単に見る事も可能ですが、その基となる資料をみて頂いた方が確実に良いので、工務店で家を建てる際は、閲覧へいってもらえばと思います。

*実際の閲覧手順は私のブログ(建設業許可の閲覧方法)でお伝えしていますので、そちらをご参考下さい。

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気になる工務店を2~3社ピックアップして、建設業許可の閲覧をして頂く。その内容を知った上で、話を聞きにいく事でより色々なものの見方が出来ると思います。

また、中には、『この会社…他の会社よりも利益率が高いじゃん!!…なんだか微妙だな~』となることもたまにあるかもしれませんが、判断としては、その利益にあった付加価値が、自分たちの中で適正価格として判断が出来るかどうか、です。

【ハウスメーカーは調べられる??】―――

因みに、ハウスメーカー(上場会社)の損益計算書は、インターネットで見る事ができます。

ハウスメーカーさんの場合は、地域による“価格観”の違いがもあることと、会社が大きい為に、リフォーム部門、不動産部門、その他色々な部門が一緒になっており、単純な計算がしにくい所は加味しておく必要があります。

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会社を調べる方法:その他

また、会社を調べる方法として、その他の方法も少しお伝えしておきます。

●下請け業者さんの支払いを調べる

その会社さんの下請け業者さんへの支払いを調べるというのも一つあります。

この方法はなかなか個人で調べるのも難しいかもしれませんが、お知り合いで業者さんとのつながりがあれば、少し聞いてみるのも一つです。

また、

こちらは業者用のアプリになりますが、アラームボックスというのもあります。

有料、無料版がありますが、警告情報を自動でピックアップして教えてくれるサイトもあります。

まとめ

一生に一度の家づくりだからこそ!家づくりを楽しくする為に、事前に本当のことを理解する為に!

口コミ情報のチェック、またその次の建設業許可の閲覧は是非取り組んで頂ければと思います。

はい、10回目のコラムも終わり、残すは最後のコラムです。

最後のコラムは、色々と話をしてきていますが、家づくりの楽しさをお伝え出来るようなコラムに出来ればとも思い、“せっかく注文住宅を建てるなら!”という話をしていきたいと思います。

山本広高 このコラムの執筆者
牧原 央尚(マキハラ テルヒサ)
愛知県を中心に家づくり相談を行っているTERRACE.R(株)代表取締役。大手ハウスメーカーで5年半の営業経験後、2010年から家づくり相談サービス「Rebro at home」を行っており、これまでの相談実績は1000件以上。一件一件の相談に対して、個別で長くフォローしてきた経験から、家づくりの考え初めから完成までの一連の期間に起こりうる、問題点などを解決してきています。 建築会社の探し方、お金の事、間取りの事、インテリア、エクステリアの事、現場が始まってからの事など、家づくりに関しての専門家として、公平中立な立場からアドバイスしています。

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