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第30回 ロボアドバイザー

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回は、最近よく目にするロボアドバイザー(ロボアド)について解説していきます。

ロボアドバイザーとは、スマホやパソコンなどを用いてインターネット上で、年齢や年収など、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、その人にとって最適な運用方法を提供してくれるサービスの事です。また、アドバイスだけでなく、実際に運用してくれたり、その後のリバランスも自動的に行ってくれるサービスもあります。

投資に関する知識が無くても簡単に少額からはじめる事ができるため、投資に興味はあるけど中々踏み出せない人や、やってみたいけどどう運用したらよいかわからないという人には適しているサービスと言えます。

サービスの利用料としては、だいたいどこも運用資産の1%前後となっているようです。
同じように投資を一任して全てプロに任せるラップ口座(ファンドラップ)というものもありますが、ラップ口座は機械ではなく人が実際に運用してくれる点が異なり、また、最低投資金額が300万円以上など高めとなっている点と、利用手数料も預け資産の2~3%前後となっているため、ロボアドの方が最低投資金額も運用コストも低く敷居が低いと言えます。

大手ロボアドバイザー3社のサービスの特徴について下記にまとめてみました

表からもわかるように、大まかな仕組みや利用料は、どこもそれほど変わりませんが、それぞれ投資の方針やアルゴリズムは異なります。

そのため、同じ人がはじめるとしても、どのロボアドを使うかによってリターンはそれぞれ変わってきます。

例えば、ウェルスナビが公表している運用のアルゴリズムを見てみると、効率的フロンティアをもとに、代表的なインデックス型のETF(上場投資信託)を用いて最適なポートフォリオ(資産配分)が組まれています。投資をしたことが無い人からしてみると、何の事だかさっぱりわからないかもしれませんが、少し勉強した事がある人から見てみると、投資の中身やパターンは非常にシンプルとなっています。

投資の中身がシンプルなのであれば、わざわざロボアドバイザーを使う必要性はないように思われますが、利用するメリットとして、運用開始後のメンテナンス(リバランス)を自動的にやってくれる点や、感情に左右されず投資し続けてくれるため、合理的ではない判断を下して失敗してしまうという事を避けられる点にあります。

積立投資の難しい点の一つとして、例えば、相場が下がり続けている状況においても不安にかられずたんたんと積立て続けていく事が大切ですが、ロボアドに任せてほったらかしにしておく事によって、どのような状況でも積立て続ける事が出来るでしょう。

下記、ロボアドバイザーのメリットとデメリットについてまとめてみました。

【メリット】
・投資知識や時間がなくても手間をかけずに簡単に投資出来る
・少額からはじめられる
・インターネット環境があればスマホでもすぐにはじめられる
・ラップ口座に比べるとサービス利用料が安い
・感情に左右されず投資を続けることができる

【デメリット】
・1%前後のサービス利用料がかかる
・ロボアド自体の種類が増えてきているためロボアドを選ぶのに迷ってしまう
・人から実際に投資のアドバイスを受ける事が出来ない
・日本ではまだ比較的新しいサービスなので実績が短い

ロボアドは今後、AIの発展に伴ってますます普及していきそうなサービスですが、投資が苦手な日本人にとっては直接人を介さずに手軽にはじめられる点が逆に不安要素となり、はじめづらくなっているかもしれません。

しかし、少額からでもはじめられるため、まずは投資をはじめるきっかけとして気軽にはじめてみるのも良いと思います。そして、ロボアドで投資しながら自分でも少しずつ投資について学んでいき、ゆくゆくは自分自身で投資信託等を選んで投資していくと良いでしょう。

松井大輔 このコラムの執筆者
松井大輔(マツイダイスケ)
住宅資金に限らず教育資金や老後資金を含めた総合的なライフプランニングについて年間200件超の個別相談に応じているお金の専門家(ファイナンシャルプランナー)

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