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第8回 宅配ボックス選び 3つのポイント

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8回目のコラムテーマは、今となっては住宅の必須設備になりつつある「宅配ボックス」です。

需要が高まるにつれ各社から様々な商品が発売されるようになりました。むしろ色々ありすぎてどれを選んだら良いのか迷うくらいです。本記事では、それぞれのお宅に合った宅配ボックス選びに大切な3つのポイントを解説します。

ポイント1 可能な限り大きいサイズを選ぶ

宅配ボックスの商品ラインナップを見ると、小型のものから大型なものまで色々あります。気軽に設置できる小型のものは魅力的ですが、スペースが許すのであればできるだけ大きいものを選びましょう。

今は多くの方がインターネットショッピングをする時代になりました。その中でも、皆様一度は使ったことがあるのがAmazonではないでしょうか。Amazonは商品数が多く、頼んだ翌日には届くスピード感がとても便利ですよね。

しかし、一つ難点があります。それは箱が大きい事。

小さい商品を頼んでも、中身スカスカの大きな箱で届いた事がありませんか?筆者自身もよくAmazonを利用するのですが、毎回これは小型の宅配ボックスには入らないだろうなと思いながら見ています。実際測ってみたこともありますが、やはり入らないサイズの箱が多いようです。せっかく宅配ボックスがあるにも関わらず、再配達になるほど悲しい事はありませんよね。

宅配ボックスのサイズは大きく分けて4種類あります。60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズです。下図のように縦横高さの3辺を合計したものです。

<サイズ目安>

60サイズ・・・ワイン2本が入る程度の箱
80サイズ・・・お米5Kgが入る箱
100サイズ・・・2Lのペットボトルが6本入る箱
120サイズ・・・飛行機内に持ち込めるスーツケース

お勧めは100サイズ以上です。可能であれば120サイズを選びましょう。また宅配ボックスを選ぶ前に、家に届く荷物を測っておき、どのくらいのサイズが多いのか調べておくと良いでしょう。

ポイント2 デザイン・スペースに応じた設置方法

宅配ボックスの設置方法には、据置、ポール建て、壁かけ、壁埋め込み、機能門柱一体型などがあります。デザイン、金額、容量などを考慮して選びましょう。

新築の場合は気にする必要ありませんが、リフォームや後付けの場合は、設置できるのものとできないものがあるので注意してください。

据置

床に据え置くタイプです。床にボルト止めで固定します。リフォームにも対応可能なので、どんな場所でも設置することが出来ます。

ポール建て

高い位置に取り出し口が来るため、出し入れが楽に出来ます。
ベースプレートで床にボルト止めできる商品と、床に穴をあけないと設置できない商品があるので、リフォームの場合は注意してください。

壁かけ

壁に固定するタイプです。すっきり納まりますが、小型で容量の大きな荷物を受け取ることができません。

壁埋め込み

壁に埋め込むタイプです。大容量の宅配ボックスでもすっきりと納めることが出来ます。ただし壁を施工する時に同時に設置する必要があるため、後付けには向きません。

機能門柱一体型

インターホン、表札、郵便ポストなどと一体になった機能門柱タイプです。省スペースで設置できるので狭小地にお勧めです。容量は小型のものから120サイズまで幅広いラインナップがあります。

ポイント3 盗難・いたずら防止機能の有無

ポイントの3つ目は安全性です。宅配ボックスは盗難・いたずら防止にも注目して選びましょう。

宅配ボックスは数万円以上するものが多いため、少しでも費用をおさえようと簡易的な商品や自作の宅配ボックスを設置している方もいらっしゃいます。しかしボックスごと持っていかれるような状態では、せっかく設置しても不安ですね。トラブル防止のため、簡易的なボックスには入れてくれない配達業者さんもいます。しっかりと固定された、簡単には外せないものを選びましょう。

そして受領印の扱いも気を付けたいポイントです。扉の裏にシャチハタを設置するだけのタイプ、受領印差し込み口に配達証を差し込むと押印できるタイプ、一度しか押印できないタイプなど各社様々です。

最近はいたずら防止のため、受領印差し込み口がついている宅配ボックスが増えてきました。可能であれば、印鑑が露出していない商品を選びましょう。

宅配ボックス選び 3つのポイントまとめ

宅配ボックス選び 3つのポイント

①できるだけ大きいものを
②リフォームの場合は設置方法に注意
③いたずら防止機能がついたものを  でした。

この中でも特に大事なのが①のサイズです。付けたはいいけれど、ほとんどの荷物が入らないなんてことにならないように、しっかりサイズを確認してくださいね。

筆者サービスで、個別相談を受け付けております。プラン・リフォームの相談など外構・ガーデンに関する事であれば何でもOKです。第三者的な立場で、お客様にぴったりのプランを一緒に考えます。気になった方はこちらからどうぞ。

エクステリア&ガーデン設計室coniwa 外構オンライン相談

藤﨑 香奈子 このコラムの執筆者
藤﨑 香奈子(フジサキ カナコ)
エクステリア・ガーデンデザイナー。二級建築士。6000棟以上の外構設計に携わる。建築工務店を経て、2007年にフリーランスとして独立。建物にマッチした使いやすくおしゃれな外構提案を心掛けている。注文住宅の外構徹底解説

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