長持ちする住宅で大事なのは通気層の確保

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これから何記事か

 

いかに日本の住宅が
今までは長持ちしなかったのか

 

実際に解体している家を
参考に書いていきたいと思います

 

 

だいたい、家を建てようと
色々とwebサイトを見ると

 

一番大事なのは
断熱と気密というのが
多いと思いますが

 

それよりも
比較にならないほど大事なのが

 

通気工法がちゃんと
作れているか

 

つまり通気層の確保です

 

これがちゃんと出来ているかどうかで

住宅寿命は倍以上変わります

 

 




・通気層がいかに大事か

 

 

こちらは我が家の壁の通気層です


サイディング外壁の下に
水切りと呼ばれる物があって

 

 

ここを覗き込むと


外壁材と家の間に隙間があります

 

・一番外側にサイディングがあって

 

・その後ろにはタイベックという
 透湿防水シートがありますが

 

 

その間から


このように家の湿気が逃げていきます

 

 

 

家の壁や屋根には


通気層という湿気が逃げれる空間があって

 

 

これが、ここ20年位で
格段に住宅が長持ちするようになった一つ
通気工法です

 

 

通気層の確保が
どれくらい大事かというと

 

 

「昔の家は20年~30年でダメになる」って話を
聞いた事がある人もいると思いますが

 

 

これは
通気層が確保されてない時代の話です

 




・50年以上前の住宅は割と長持ちします

 

実際に解体工事をして思いますが

 

30年前の家より、50年前の家の方が
丈夫な家が多いです

 


https://reogress.net/archives/23753818.html

 

これは
昔の家は通気層の確保が
要らない家だからで

 

 

例えば
こちらは築70年の
母の実家なのですが


いわゆる土壁ですが
当然通気層はありません

 

 

 

外壁を見てみると


こんな感じですね・・・

 

 

なぜ、昔の家が
通気層が無くても
まったく問題が無いかと言うと

 

・断熱材も無く

・気密性も悪い

 

つまり家が隙間だらけなので
そこから湿気が逃げていくからです

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・



 

 

簡単にここ50年の木造住宅の歴史を書くと

 

今から50年程前に
今でも見る
家庭用の石油ストーブが普及して

 

そこから家の中を
暖めるという発想が生まれて

 

そして1975年あたりに
石油ショックから
省エネという考えが起こって

 

ここで初めて
断熱材を使い始めます

 

約40年前
1980年頃には
北海道では既に壁100ミリ
天井200ミリという

 

結構な厚さの断熱材を入れていましたが

 

1980年代から10年間~15年間が
一番住宅業界の闇の部分で・・・

 

断熱材の性能が上がり
家の気密がちょっと良くなると

 

 

部屋内部の湿気の逃げ道が無くなり


内部が結露して水分が溜まり
断熱材や木材をダメにしてしまいます

 

 

実際に原因が分かって
対処するまでに

 

10年ほど掛かったので

 

この時が一番家がすぐダメになる時代ですね

 

この時代の
断熱材は使うけど
通気が確保されてない家は

 

本当にすぐにダメになり・・・

 

 

私も仕事で
解体した木材を見ますけど


触ってみて
湿っぽいとすぐに分かりますし

 

木材は湿気を吸って
真っ黒だったりします

 

 

そのために
部屋の中の湿度を上手に逃がすように

 

通気工法というのが生まれました

 

 




・しかし、まだまだ悲劇は続きます

 

 

さて、通気工法が生まれた当時

 

「壁と家の間に通気層を作ればいいんだ」
分かったのはいいですが

 

この時代は
まだダイライトなどの耐力壁も
ツーバイフォー住宅も

 

日本では一般的ではありませんし

 

・断熱材はグラスウールだけで

・タイベックなども普及しておらず

・透湿防水シートも存在しません

 

つまり、外壁の後ろは
グラスウールなので

 

台風、大雨時は
グラスウールが濡れたりして
すぐにダメになり

 

ここで
日本の家はすぐダメになるというのが
生まれてきます

 




・今の在来工法は全然在来じゃないんです

 

 

色々な失敗を積み重ねてきて

 

今の主流な家


 

・外壁の後ろに通気層があって

・その後ろに
 タイベックなどの透湿防水シート

・さらに後ろはダイライトなどの耐力壁

・そして断熱材に石膏ボードという

 

今のスタンダードな家が完成します

 

 

なんでも住宅関係は
日本は遅れていると言われますが


hinterlüftete Fassadenで検索すると
色々と出てきますが

 

 

この分野に関しては
ドイツなんかよりずっと先を言ってて

 

ヨーロッパでこのような作りが
法律化されだしたのは
わずか10年ちょっと前です

 

 

まあ、日本と違って
高温多湿じゃないので
必要が余り無いというのと

 

 

パッシブハウスは
ちゃんと湿気の逃げ場を作ってるので
要らないというのもあるのですが・・・

 

 

日本でも
外張り断熱だと必要としませんが

 

一部の外張り断熱のメーカーで

「充填断熱だと壁内結露します」
昔のグラスウールが腐ってる写真を見せるメーカーがありますが

 

それは通気工法が確立される前の
写真が多く

 

もしくは施工不良の場合ですね・・・

 

今の工法でちゃんと作れば
そんな事は起こりません

 




・せっかくの通気層を無駄にする作りがある

 

 

今は標準とも言える
通気工法を

 

どうしてわざわざ記事にしたかというと

 

 

 

実際現場で見てみると
この通気が実際には

 

確保されてない場合がありまして・・・

 

 

 

まず通気層の厚みを
どうやって確保してるかというと


胴縁と言われる木材ですね
この厚みがあるから
通気層が確保されます

 

 

湿気は上に逃げますから

 


https://reogress.net/archives/26798023.html

 

胴縁の張り方を間違えるだけで
家の寿命は縮まりますし

 

今はかなり多い
吹き付け断熱ですね

 

これを透湿防水シートに直接施工するだけでも

 


家がダメになってしまいます

 

次回は
実際の現場で未だに見る

 

この吹き付け断熱の
間違った施工に付いて
書きたいと思います

 

ABOUTこの記事をかいた人

住宅の解体業と建物等の処分業をしていますので 安いけど長持ちする家、性能も満足出来る家を目指して建てました 「ローコスト住宅でも快適に暮らせる性能」のコンセプトで レオハウス(現ヤマダレオハウス)で注文して2017年から 今の新居に住んでいます レオハウスで建てた家と子育ての話 https://reogress.net

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