外構計画は家と同時に進める②

スポンサードリンク

あっ、ども。

外構について語ってるくせにマイホーム竣工当初は車用の土間コンクリート1.5台分くらいのみY.Uniです

まぁやっぱり家造り後半でなかなかお金捻出できないですよね

あと自分でDIYしてみたいって気持ちもあったので、その後板塀を建ててみたり、芝生を張ってみたり、植栽してみたり、ウッドデッキ造ってみたり、なかなか楽しくやってます



今となっては、庭の設計してコンクリート打設して石を据えて水鉢を設置して植栽して、なんて好きなことを仕事でするようになり、人生わからないものです

当初素人の考えで急いで外構を依頼しなかったというのも結果的には良かったです

今後はさらに自分の家の庭も素晴らしくなっていく予定です

では、今回も本題に入ります

 

◉外構費用について


外構計画を家と同時に進める理由として、思ったより外構費用が掛かることを想定した方が良いからです

私は自分の家を建てる当初、自分達で楽しめるのは家の内観で十分だから外構まであまり費用を掛けず、あまり夢は見ない方が良い、、、と思っていました

外観=見栄と考えていたのかもしれません

しかし、家の窓から見る景色も多くは外構によって造られますし、周辺環境からプライバシーを確保するのも外構によってできます

また、帰宅する時に公共の道路から玄関へ向かうアプローチは、公共という空間からプライベートな空間へ気持ちを切り替えるための効果があります

もちろん、家の外観を華やかにするというのもとても大切なのですが、それだけではない意味が外構にはあります

そのため、蔑ろにできないから、しっかり予算を確保した上でマイホーム計画を進めていく方が良いです

では、どのくらい予算が掛かるのか?

これは一概には言えません

敷地によって施工面積も、車の台数も、家によってプラン内容も全く違います

また、エクステリアなのか造園なのかでも、全然変わってきます

 

◉エクステリアと造園とは?  

エクステリア、造園と使っていますが、言葉がわかりずらいですよね

イメージとしては、主に工業製品を取り扱うのがエクステリア、主に自然素材を扱うのが造園です

工業製品とは、アルミフェンス、アルミカーポート、ブロックなど、LIXILや三協アルミなどのメーカー品です

自然素材とは、板塀、石、植栽などです

自分の家がどちらが好みか?を判断した上で、業者を選ぶのが実は大切です

というのは、エクステリアの業者にはエクステリアの仕事を依頼する方が安く、造園の業者には造園を依頼する方が安くなる可能性が高いです

餅は餅屋(少し使い方が違う気もしますが)のように、専門的な方に依頼する方が良いです

今時、エクステリアでも植栽したり、造園でもカーポート建てたり、全然できるのですが、各分野でスキルも違いますし、会社で揃えている道具も違います

基本的に見積りの取り方は、材料費+人工(作業にどれだけ人が掛かるか)+諸経費で決まります

同じ物を造る場合、材料費は変わらず、諸経費は会社によって大きな差は無く、人工で見積り金額が変わる可能性があります

例えば、エクステリア業者ならアルミフェンスを毎週のように造ってますから、そのスキルが高く、少ない人数で完成させるノウハウがあるで安い見積もりが出せます

正直、私は造園の仕事ですが、エクステリア業者さんにはアルミフェンス やカーポートで相見積りされたら敵わないと思います

そのため、自分がエクステリアにするか?造園にするか?によって、依頼する業者を選んだ方が安く見積りできる可能性が高いです

逆に、造園業者の場合、植木を育てる環境があれば自分で育てて安く良い植木を出すことができます

また、造園は選ぶ植木によっても大きく雰囲気が変わりますし、植え方によっても全然違います

コンビニやアパートの駐車場、街路樹なんかは、等間隔に同じ種類、高さの植木が並んでおり、刈り込まれていることがありますがイマイチですね

建築の素材感、雰囲気に合わせ、各植木の形状、育ち方、関係性、気勢を考慮した上で植えるので、その造園屋の経験やセンスによって仕上がりが大きく変わります

 

◉結局、金額は??  

話が逸れてしまいましたが、では外構の金額はどれくらい考えておけば、良いのでしょうか

もちろん、建築プランと同時に外構プランも出してもらい早めに予算把握しておくのが理想的です

また、あまり適当なことを言いたくもないですが、プランや広さ、地域などによっても大きく変わってくるので、一概には言えないのですが、、、

仮に参考程度で言っておくと

200〜300万程度見込んでおくと、理想と現実のギャップが少ないかと思います

※しつこいようですが、参加程度にしておいてください

この金額のイメージとしては、自分が職業上、お客様のプランを考える上で

予算100万というと最低限希望は取り入れたいなぁ〜といったイメージ

予算200〜300万というと、お客様の要望+α良い提案ができるイメージ

設計者としては、お客様の想像できない良いプランを提示したいですが、予算が限られると最低限しかできないというのは事実です

また、家本体でお金を出した後で、外構となるとなかなか苦しいタイミングのお客様が多いです

そういった意味で、最初から200〜300万程度予算を想定しておくと、予算±50万くらいには収まってくるのではないか?と思います

 

◉まとめ  

外構計画は建築の計画と共に進めましょう

室内にこだわる人もいますし、外壁にこだわる人もいます

しかし、外構にこだわりたくても予算が追いつかずこだわらない人もこれまた沢山います

今の時代、ハウスメーカーや工務店が窓口となって家本体、土地探し、ローンの組み方、外構計画までするのが当たり前ではありますが、意外と外構を安く検討しているところが多い故に予算が追いつかないケースが多いです

家は総合的なプランで考えるとすると、家本体+外構で予算が3000万あった場合、

家本体2900万+外構100万

家本体2750万+外構250万

は結果的に一緒なようで全く違います

もちろん、人によって、環境によっては前者が良い場合もあると思いますが、建築だけでは制御できない問題(特にプライベート空間の確保)は外構でやりくりしなければなりません

その場合、後者の予算どりをできるように最初から外構計画を進めておく方が賢明です

また、外構プランで金額が大きく掛かるのは、建築物(フェンス や板塀、カーポート、コンクリートなど)です

家本体のプランでプライベートを確保できれば、外構で費用の掛かる目隠しフェンスをしなくても良いですし、その辺りも考慮しておきたいです

では、次回は外構もしっかり考慮されている建築の例をご紹介できればと思います

 

へーベルハウスや注文住宅について専門家への相談

専門家相談(無料)

ABOUTこの記事をかいた人

『26歳家好き素人が2年掛けて造った注文住宅あれこれ』という個人ブログを書いているY.Uni(ゆに)です 家を建てた時は26歳でしたが、29歳(令和3年2月現在)になり、夫婦+1歳娘(超かわいい)と一軒家に暮らしています # 田舎の小さな工務店 # 川沿いの土地 # 20代の家造り # 庭造りもしたい # 数値化しない家造り # 木造の日本建築が好き # 和モダン、ナチュラル、北欧デザインが好き