現在 HMと請負契約を結んで木造在来工法2階建てのアパートを建設中です。
HMから擁壁について、設計図からの変更の提案を受けています。
建築する敷地は東側が道路、南側・西側が用水、北側が田に面しています。
当初の設計
化粧CB t=100 5段積み(縦筋D-10)
変更の設計
化粧CB t=150 4段積み(縦筋D-10)
変更理由は、契約前に現場調査をした時期が、田(田を埋め立て造成して建設)に水がはっていて、
高さ的に不明瞭な部分があり、計画時に5段積みと考えていたが、現段階でレベルを確認したところ前面道路と田底との差が4段でおさまることがわかったので、
擁壁が受ける土圧は擁壁が低いほうが安全なので、1段低くしてCBを厚くすれば、はるかに良いので提案したとのことです。
費用は10%くらい余計にかかるが、それはHMにて負担してくれます。
私は建築のことには素人なものなのですから、この提案は受けたほうがいいのかどうか、アドバイスよろしくお願いいたします。
[スレ作成日時]2009-01-18 17:20:00
擁壁について
2:
匿名さん
[2009-01-18 19:18:00]
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3:
e戸建てファンさん
[2009-01-19 11:35:00]
CBで擁壁ですか?業者さんともっと細かい事を聞いたら同ですか?
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4:
匿名さん
[2009-01-19 12:21:00]
2さんへ
擁壁の構造計算では、擁壁自体の自重で土圧に負けて転倒、滑動(すべること)、沈下しないか。 またその土圧を受けて擁壁が破壊されないか(折れたり曲がったり)。 一般的には転倒より滑動のほうが条件的に厳しくなるはずですが。 また根入れ深さも一般的な行政庁の基準では見えがかり高さの1.15倍以上または35cm以上だと思いますが。 I型のブッロク擁壁の計算方法は創造だにしなかったので、私が知らないだけかもしれませんが。 スレ主さんへ 田と建築中の土地はどちらが高い位置にあるのですか、それによって構造計算上どうかというよりも、実際これぐらいでよいのじゃないかと言う意味で答えは変ります。 |
5:
02
[2009-01-19 22:18:00]
>I型のブッロク擁壁
というのは、擁壁というより山留め(単なる土留め)です。 一般の擁壁で滑動の方が厳しくなるのは、転倒に対する抵抗を上げるためにL型や逆T型、もたれ式擁壁にして、擁壁のつま先からすべり土塊の重心を離すようにして自重による転倒モーメントの抵抗を稼いでいるからです。 今回のように擁壁つま先と重心が近い直立壁では、転倒が一番厳しくなります。 |
6:
4
[2009-01-20 09:28:00]
2さんへ
なるほど確かにおっしゃるとおりです。 |
擁壁の転倒評価で重要な評価項目は、
1.根入れの深さ(擁壁底面から低い方の地盤面の高さ)
2.擁壁の厚さ
です。
HMの提案から考慮すると、根入れを浅くするとことで工費自体を安くして、浅くすると転倒する危険性が高まるので擁壁の厚さを厚くするというのが本当の理由でないでしょうか(材料費は高くついても、工事費が安くなる)。
理想的な根入れの深さは、擁壁高さ(擁壁底面から高い方の地盤高さ)の1/2〜1/3ぐらいあるとかなり安心です。しかし実際には、こんなに根入れをとることは稀だと思います。
結論としては、根入れ深さが変更前と変わらないのなら問題ない。変わるのなら転倒の危険性がないのかを尋ねてはどうでしょうか。