1340万のイエが気になっています。ただあまりに安くてちょっと心配。せっかくの機会ですから興味ある方で意見交換をしましょう。
[スレ作成日時]2007-04-23 01:44:00
\専門家に相談できる/
采建築社(福岡)の1340万のイエについて
189:
通りがかりさん
[2019-02-05 06:07:41]
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15年ほど家の住宅設備の販売やリフォームの仕事をしてました。
ですから、一応プロの目線での判断と思って頂けると良いかと思います。
都市ガス会社系の販売店でしたので、点検や新築開栓などで、年間に2000件弱のお客様宅を訪問した事の知識と震災の復旧に携わった経験からも采の家を選びました。
まず、采建築社の特殊性はです。家を買う顧客が一番最初に気にするポイントがアフターフォローです。それは20年先30年先にも家を建てた会社が存続しているか、家の事で分からないときに対応してもらえるのか?ということではないかと思います。采さんは基本的にすべて外注するスタイルをとっている為、パナソニックのテクノストラクチャ、セルロースファイバーの断熱などもそれぞれのメーカーが責任を持ちます。そのため倒産したとしても保証する機関を担保しており、工務店で建てるマイナス点を補っていると感じました。そこに断熱性能の高い(通常は金額も高い)セルロースファイバーを組み合わせて、洗練された間取りのパッケージングとデザインで販売をしている全国的にかなり珍しい企業だと思いました。
住宅設備でもタカラスタンダード、パナソニックでは采仕様というパッケージングがあり、ショールームの方も工務店でここまでするのは珍しいと言われていました。私自身も住宅設備をカタログで選んで提案していましたが、相当な交渉とメーカーの協力が無いとできない価格で、かなりオプションをいれてます。普通の工務店では真似ができないと思いました。
私自身実家が不動産業をしている関係で、税金面でお客様に相談されることも多かったのですが、木造の家は20年かけて固定資産税がなくなっていきます。断熱性能が高いRCの住宅は約50年税金がほぼ変わりません。これが木造住宅の多い理由かと思います。
テクノストラクチャは木造です。木造に鉄骨が組み合わされており、梁を入れなくても強度があるため設計の自由度がとても高いです。
家は一生ものと言いますが、20年経過すれば大がかりに手を入れる必要があると思います。
10年から15年で、給湯器関係が取り替え時期になります。20年経過すれば外装のコーキングというシリコン部分が経年劣化で痩せて雨漏りや見た目の色褪せで塗装の話が出てきます。
システム機器や設備危機は一生ものではないので、20年から30年で500万~1000万はかかると考えていた方が良いと思います。
私自身20年でこの家は売却する予定です。売却査定の采にデザインと間取りの優位性まで考えたときに、采の家はコストパフォーマンスが高いと思いました。
実際に20歳の後半で築37年リノベーションした家を購入して7年で賃貸に出して、采で家を建てましたので、他の方とハウスメーカーを違う視点で選びましたが、大手のハウスメーカーの間取りは30年ほど大きく変わっていない現状を見ると、これから人工減少で家余りになるという現状では、必要な視点かと思いましたので、書かせていただきました。
最後に1340万という家の価格ですが、2階の吹き抜けをなくして部屋にして、玄関横にストックヤードをサッシを入れて物置兼小部屋を作りました。
金額的には2500万を越えてます。しかしこの間取りをハウスメーカーで作るとなると、3500万は覚悟しなくてはいけないと思いますし、断熱性能に関しては1ランク落ちると思っていた方が良いと思います。大手ハウスメーカーの最高峰は今でもウレタンらしいので。
ご参考にされてみてください。